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血中濃度はmg%,すなわち血液100ml中に含まれるアルコールのmg数であらわすのが普通です。
モーリング博士の『血中濃度と酩酊状態の推移』という報告によりますと血中濃度20〜50mg%(30度の泡盛を一気に0.6合飲んで1時間後の濃度に相当)では全身が熱くなり,やや味覚・嗅覚が低下します。さらに51〜100(30度のものを1.2合)になると精神的に幸せだなぁと思い,声も大きくなり,口数も多く,時間が早く過ぎるような感じになります。すなわちホロ酔いから酩酊の段階に入ります。しかし,101〜200(2.4合)になると感情が不安定になり,怒ったり,泣いたり,わめいたりする一方,歩行障害や記憶障害がはじまり,ひどい酩酊の状態となります。さらに201〜300(3.6合)ともなると吐き気,嘔吐が始まり,一人では歩けない状態となり,301〜400(4.8合)で感覚を失い,昏睡状態となり,401(6合)を超えると呼吸が麻痺し生死の限界をさまようことになってしまいます。
勿論,酒にたいする耐性には個人差があり,同じ人でも,そのときの精神状態(緊張しているかどうかなど)や健康状態で酔い方がことなります。また胃に食物があるかどうかで血中濃度の上がり方が違います。例えば44gのアルコールを含むウイスキーを飲んだあとの最高血中濃度を測ったところ,空腹時では67〜97mg%あったものが,食後では30〜53mg%と半分に減るというデータがあります。
酒を飲み過ぎ,ようやく酩酊から覚めた翌朝,襲ってくる不快感は,酒を飲む人なら一度や二度は体験済みのことでしょう。
その原因は酒に微量含まれているフーゼル油だといわれていました。しかし,フーゼル油は酒の重要な香気成分で,しかも酔い覚めのよいといわれる焼酎などの蒸留酒の方が清酒などの醸造酒に比べ3倍から5倍も多く含まれているなど,二日酔いの犯人をフーゼル油だけに決めつけられなくなりました。
胃や小腸で吸収された酒のアルコールは肝臓に送られ,そこでアセトアルデヒドを経て酢酸に分解されますが,肝臓に送り込まれるアルコールの量が多いと,酢酸への分解が隘路になって,アセトアルデヒドが溜まってしまい,これが悪酔いの原因となるという説が現在のところ有力です。
迎え酒は再びアルコール血中濃度を高め,不快感を麻痺させ,ごまかすことはできますが,これが肝臓に送られアセトアルデヒド(Q.37参照)に変わり,血中濃度が下がるにつれ,再び二日酔いの不快感がよみがえるという悪循環を繰り返すだけで,二日酔いの解消には役立ちません。
単純な二日酔いは薬に期待するより,軽く身体を動かし,仕事で不快感を忘れるのがよいでしょう。布団を被って,じっと不快感を噛みしめているだけでは,なかなか回復しないものです。 症状がひどい場合は,素人判断によらず,早めに医者と相談するのがよいでしょう。
二日酔いは酒,すなわちアルコールの摂取速度が早く,摂取量も多い場合に起こるものですから,酒の種類による差はないというのが理屈です。
蒸留酒の方が醸造酒に比べて酔い覚めが良い(早い)といわれていますが,成分的にみて,醸造酒に含まれている糖分やアミノ酸などの不揮発成分は,蒸留酒と一緒に食べる肴からも摂取されるわけで,本質的には差はない筈です。
しかし,多くの人が泡盛や焼酎の酔い覚めの良さを実感していることも事実です
適量については,Q.36を読まれて, どの程度の酔い方がお望みかにより御判断下さい。ただし,Q.36のデータは西欧人について調査したもので,西欧人に比べてアルコール分解能が弱い日本人であることを念頭において下さい。
フランスの生理学者,ラロッシュ博士らによると,正常人の肝臓のアルコール処理能力は,体重1kgあたり1日2.4gといわれています。体重50〜60kgの人で,純粋なアルコールに換算して130〜150mlが1日の処理量ということです。すなわち30度の泡盛にすれば1日2.8合(504ml)が,翌日まで肝臓にアルコールを積残さない限界量といえます。
しかし,このように気を使って飲んでは楽しくないでしょうから,飲みすぎる日を計算に入れて,週に2日は酒を飲まない休肝日を取り,日頃お世話になっている肝臓を労りましょう。
Q.41で正常な人の肝臓のアルコール処理能力は,体重1kgあたり1日,2.4gだということをお話しました。これによると体重が60kgの人で1時間に30度の泡盛を僅かに1勺(18ml)ということになります。血中濃度を上げないためには,かなり我慢しなければなりません。
酒に酔っぱらわないためには,まず食べておくことも一策です(Q.36参照)。沖縄県では夕食を取ってから酒宴をはじめる習慣がありますが,これは酒席で酔い過ぎないための良い方法でしょう。
一般的にはウイスキーと同じ,ストレート,オン・ザ・ロック,水割り,お湯割りで飲まれます。水やお湯で割っても伸びが効き,美味しくいただけるのも泡盛ならではのことです。
一般に酒はアルコール分の低いものを先に飲み,順次濃いものへ移って行くというのが常道ですが,伸びの効く泡盛は,あまりこれにこだわる必要はありません。この泡盛の利点を活かして,飲みはじめはやや濃いめとし,酔いがまわるにつれて薄く割っていくのが,美味しく,かつ健康的な飲み方でしょう。
たとえばアルコール分a度の泡盛BmlをCmlの水またはお湯で割ったとしますと,できた泡盛のアルコール分は[a×B÷(B+C)] 度となります。好みにもよりますが,この値が15〜12,すなわち30度の泡盛の場合,(酒5:水5)ないし(酒4:水6)の割合で割るのが一般的な飲み方です。
永年熟成させた古酒は,まずストレートで芳醇な香味を味わうことをお勧めします。また,シークヮサーの果汁を加えた泡盛のソーダ割りなど,泡盛をベースとしたカクテル(Q.44参照)をつくってみてはいかがですか。
カクテルとは飲む直前にいろいろな酒にレモン,オレンジ,ライムなどの果実に各種香辛料,甘味付けとして各種シロップなどを混合した飲み物のことですから,泡盛をベースの酒としたいろいろのものが作れます。
次に沖縄で人気のカクテルをいくつか紹介しましょう。
この3つの例を参考にして自由な発想で泡盛カクテルをつくってみてはいかがですか。
リキュールとはいろいろな酒,またはアルコールに砂糖,香料,色素を加えて香味をつけたもの,またはアルコール分の強い酒に果実,種子,草根木皮を浸してつくった酒のことです。泡盛をベースにしたものを2つ紹介しましょう。
酒には強い人,弱い人があり,一概にはいえませんが,体重63kgの人で,肝臓の働きが正常な場合,1日に30度ものの泡盛を3合(540ml)以下ならまず健康に障らないといえるでしょう(Q.41参照)。ただし,飲み過ぎることも考えて,週に1〜2日は一滴も酒を飲まない日を設けて,末永く泡盛を楽しめるようにしましょう。
また,いろいろな酒をチャンポンして飲むと,つい多く飲み過ぎることになりますから,《泡盛一本槍でこの宵を》を合言葉に健康的な飲み方をしましょう。
泡盛の肴として,肝臓を守るために良質な蛋白質,すなわち肉や豆を,また動脈硬化を防ぐため鰯(いわし)や鯵(あじ)などを食べることをお勧めします。固めの沖縄豆腐と肉や野菜(苦瓜ゴーヤー)を炒めたトーフチャンプルー,ゴーヤーチャンプルーや豚の三枚肉の角煮(ラフティー)などの沖縄料理が最適です。
肝臓のアルコール処理能力は,Q.41でおわかりのように,おのずから限界があり,飲めば飲むほど強くなることはありません。泡盛の風味は,丁度ビールの苦味と同じように,これを飲みつけた人にとって,無くてはならぬ魅力となる性質のものですから,二度,三度と泡盛を飲む機会が重なるほど,泡盛党になっていくという意味ではないでしょうか。
食品の酸性,アルカリ性は,その食品を焼いた灰を水に溶かしたとき,その溶液が酸性かアルカリ性かということです。泡盛を含めて蒸留したばかりの蒸留酒の原酒は,これを焼くと何も残らず,純粋な水に溶かせば中性を示します。しかし,蒸留酒の原酒は割水されて製品となるので,その水に含まれる無機物が反応に影響します。泡盛の場合,沖縄県の水は一般にカルシウム,マグネシウムが多いので,アルカリ性を示すようになり,その意味ではアルカリ食品です。
しかし,ただアルカリ食品であるというだけで身体によいというわけではなく,その食品にどんな栄養素が含まれているかが大切だということに注意しましょう。
醸造酒,蒸留酒を問わず,水を除いたお酒は成分のほとんどがアルコールだと考えてよいでしょう。したがってお酒の持つカロリーはアルコールの量によって左右されるものです。1gのアルコールは約7キロカロリーですから,100mlの酒はアルコール分1度について5.6キロカロリーとして,アルコール分に応じて30度の泡盛なら5.6×30=168キロカロリーと計算することができます。
ただし,アルコールのもつカロリーは,身体の中で熱に変わるだけで,身体の構成成分に再生産されません。お酒を飲んで太るとすれば,それはお酒と一緒に食べた肴が高カロリーで,必要とする一日分のカロリー摂取量を軽く超えてしまったためです。
美容はまず健康であることから始まるとすれば,Q.41,Q.44,Q.48に従って健康的な飲み方をすれば,ストレスの解消になり,睡眠を深くし,太ることなく,肌も美しくなるでしょう。
ただし,女性の場合,女性ホルモンは肝臓におけるアルコールの分解を妨げる作用をもっており,皮下脂肪にアルコールが溶けて残留することも考えると女性は男性より控え目にお酒を嗜む方がよいでしょう。